無力

最愛の婆ちゃん、今日から特別養護老人ホームに入所した。

仕事の前に、顔だけ見ておこうと、老人ホームへ向かった。

車で30分、ナビを頼りに着いた所は

つい1ヶ月ほど前に夢で見た光景にそっくり。

これをデジャブというのだろうか?

前もってHPで、どんな所かは調べてあった。

でも、実際に行ってみると

写真よりも錆びれていて、綺麗とは言えない。

受付を済ませて、部屋を探しに。

廊下も部屋も暗く、静まり返っていて、廃墟の病院のよう。

なかなか部屋が見つからず、1部屋ずつ確認しながら廻った。

どの部屋も4人部屋で、うめき声をあげているご老人、

ただ静かに横たわるご老人。

デイルームのような所で車椅子に座って、ぼ~っとしているご老人。

歩行器を使って彷徨うご老人。

私に意味の解らない事を話しかけてくるご老人。

などなど、私にとって、ひどく心の痛い光景だった。


どうやっても、婆ちゃんの部屋が見当たらないので

ヘルパーの方に聞くと案内してくれた。

暗い部屋に横たわる婆ちゃんを見た時には、

涙が溢れそうだったが、ここは堪えた。

何もかもが管理されていて、差し入れすら受付に渡すしかなく、

それが婆ちゃんの元へ届くかは不明だそうだ。

検閲みたいで、ここは監獄か?という感じ。

私服も、靴も、タオルさえも施設の物を使わないといけないらしい。


ここは、お婆捨て山だ。。。。


祖父が戦争で亡くなってから、独りで頑張って生きてきた最後がここなのか。


こんな所で終わらせるのか?

ずっとずっと愛してくれたのに。

何もしてあげられない無力さが自分を襲う。

施設を出るなり、涙が止まらなかった。

車の中で、ひとしきり号泣して、仕事に行かなくちゃ!って気合を入れても

運転しながらも涙が止まらなかった。

今もこうして書いているだけで涙が頬を伝う。

そして眠れない。

いっそ痴呆だった方が良かったのかもしれない。

昨日、退院前に泣いていた。

情けないけど、これが私の人生だから仕方が無い。と。


入所を決めた母の事は責められない。

でも、本当にいいの?って聞きたい。

私が、私さえ、親との確執が無ければ、

9年前、家を出たりしてなければ、

実家に婆ちゃんを呼ぶことも出来たかもしれないのに。

本当に無力だ。

こんなことでいいのか。

人間の最期を見た気がして

哀しみに暮れる。


そう思うと、大好きだった爺ちゃんは、家族と一緒に暮らし

最期は病院だったけども、あっという間に天国だったから

幸せだったのかな。

私にとっては、父方、母方、どちらの婆ちゃんも

同じようにしてあげたい。

どうして母方の婆ちゃんだけが、あんな思いをしなければならないのか。

一人っ子を嫁に出した時から、予想してたのだろうか。

普通の一軒家に独りで暮らしてきた婆ちゃん。

あの家には、もう戻れないなんて、残酷すぎる。

病気は完治したのに。

悔しい。


そして私はやっぱり、早く死にたい。












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んまいくつになってもその歳を理解する事は難しいと思う。

20だろうが40だろうが60、80だって。

他人に迷惑をかけるなら死んだほうがマシだ!って思えても

それでもやっぱ生きたいと思うし間違ってはないんだとも思う。

ちょと不謹慎かもだけどさ「薔薇のない花屋」ってドラマが

忘れられずに今DVD借りて見てるんだけど

人は誰しも誰かのお荷物なんだと・・・・

で誰もそのお荷物にはなりたくないと・・・

全部が全部幸せな人ってものいるとは思うけど

少なくとも婆ちゃんはミウが悲しんでるのを望んではいない。

そういう範囲でがんばれればいいよね。

旨く言葉に出来ずにすまそ・・・
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